未刊詩篇
中原中也
〔一九三〇年-一九三二年〕
(月はおぼろにかすむ夜に)
月はおぼろにかすむ夜に、
/
杉は 梢を 伸べてゐた。
目次
未刊詩篇
〔一九二〇年-一九二三年〕
〔一九二三年-一九二八年〕
〔一九二八年-一九二九年〕
〔一九三〇年-一九三二年〕
〔一九三三年-一九三四年〕
〔一九三五年-一九三七年〕
〔一九三〇年-一九三二年〕
夏と私
郵便局
幻 想
かなしみ
北澤風景
三毛猫の主の歌へる
干 物
いちじくの葉(いちじくの、葉が夕空にくろぐろと)
カフヱーにて
(休みなされ)
砂漠の渇き
(そのうすいくちびると)
(孤兒の肌に唾吐きかけて)
(風のたよりに、沖のこと 聞けば)
Qu'est-ce que c'est que moi?
さまざまな人
夜空と酒場
手 紙
夜 店
Tableau Triste
風 雨
(吹く風を心の友と)
(秋の夜に)
(支那といふのは、吊鐘の中に這入つてゐる蛇のやうなもの)
(われ等のヂェネレーションには仕事がない)
(月はおぼろにかすむ夜に)
(ポロリ、ポロリと死んでゆく)
疲れやつれた美しい顏
死別の翌日
コキューの憶ひ出
細 心
マルレネ・ディートリッヒ
秋の日曜
(ナイヤガラの上には、月が出て)
(汽笛が鳴つたので)
(七錢でバットを買つて)
(それは一時の氣の迷ひ)
(僕達の記憶力は鈍いから)
(南無 ダダ)
(頭を、ボーズにしてやらう)
(自然といふものは、つまらなくはない)
(月の光は音もなし)
(他愛もない僕の歌が)
嬰 兒
(宵に寢て、秋の夜中に目が覺めて)
(秋の日の吊瓶落しや悲しさや)
お會式の夜
蒼ざめし我の心に
(辛いこつた辛いこつた!)
脱毛の秋
幻 想
修羅街輓歌 其の二
このファイルについて
底本
中原中也「中原中也全集 第 1 巻」角川書店
1967 年 10 月 20 日 初版發行
1967 年 11 月 30 日 三版發行
中原中也「中原中也全集 第 2 巻」角川書店
1967 年 11 月 20 日 印刷發行
入力
イソムラ
2004-03-31T16:50:45+09:00 公開
2010-02-19T12:05:00+09:00 追加・修正
概要
底本を元に
HTML
形式への変換を行っています。
XHTML
1.1 と
CSS
2 を使用しています。
ひらがな・カタカナなど基本的に底本のまま入力していますが(末黑野、未刊詩篇のカタカナ繰り返し記号
(*)
を除く)、漢字はMS Pゴシック(MS PGothic)及びMS P明朝(MS PMincho)に含まれていないものはいわゆる新字に変換しています。
http://
www.junkwork.net
/
txt