中原中也
孤兒の肌(はだへ)に唾吐きかけて、 / あとで泣いたるわたくしは / 滅法界の大馬鹿者で、
今、夕陽のその中を / 斷崖(きりぎし)に沿うて歩みゆき、 / 聲の限りに笑はんものと
またも愚かな願ひを抱き
あとで泣くかや、わが心。
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