中原中也
摘み溜めしれんげの華を
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夕餉に歸る時刻となれば
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立迷ふ春の
いまひとたびは未練で眺め
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さりげなく手を拍きつつ
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路の
わが家へと入りてみれば
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なごやかにうちまじりつつ
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秋の日の夕陽の丘か炊煙か
/
われを
古き代の富みし館の / カドリール ゆらゆるスカーツ / カドリール ゆらゆるスカーツ / 何時の日か絶えんとはする カドリール!
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