monologue : Other Stories.

Other Stories

目には目を

  1. 1/5 : コール
    4 / 1 AM 2:12
    真っ暗な部屋に電子音が響き、やがてそれが人間の声に変わった。「はい、もしもし……あ? ヨウイチに連絡が取れない?」
  2. 2/5 : 奇妙な
    4 / 2 PM 3:28
    「なんの騒ぎだ?」人だかりに気がついて、シンヤは足をとめた。「んー? なんなの?」
  3. 3/5 : 標的
    4 / 3 AM 10:05
    「……クソ! 通じねぇ!」シンヤは携帯を叩きつけようとして、すんでのところで思いとどまった。いつ向こうから連絡がくるかわからない以上、壊すわけにはいかない。
  4. 4/5 : 訪問者
    4 / 3 PM 11:20
    玄関からドアを叩く音が聞こえる。訪問者は何度も何度もドアを叩いたが、しばらくすると静寂が訪れた。シンヤは、頭から布団をかぶったままうずくまっていた。
  5. 5/5 : 物語
    4 / 5 PM 9:15
    「へぇ、こいつは恐ろしい話だ」愛想笑いと一緒にそう告げると、店主は調理場を整理し始めた。古びた居酒屋には客は一人しかおらず、どうやらこれから増える見込みもなさそうだった。

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