monologue : Days.

Days - Log // 2007-12

2007-12-06 Thur.

少し気力の湧く瞬間が、一日の中に数回ある。以前より多く、多分多く。

本格的な寒さ、という言葉を使っても全く物足りない日々、が訪れる。寒さに弱い友人のことを思い出す、今年は元気に過ごせるだろうか。多分、何とかなるだろう。何とかなるから今までやってこれたのだし、僕に何も言ってこないのだろうから。

(けれど僕は、きっと僕がしてやれることなんてない、とも思っている)(滑稽な、滑稽なこと)

2007-12-14 Fri.

多分僕は、「君がいたら何もいらない」とかそういった台詞を言えるような練習を、ドラマや漫画に感化されて最大公約数を手に入れるような努力を、すればちょっと幸せになれるんだと思う。けれど、まあ多分無理で、なぜってそんなこと、笑わずにいられないじゃないか、なんて。

僕の家の周りをいつも歩いている男がいる。歳は多分三十前後、身なりや振る舞いからして、多分住所不定者だと思う。彼は、ずっと歩いている。夏は上半身裸になって伸び放題の髪と髭を気にすることもない様子で、冬は薄緑の上着を着て黙々と。ただただ歩いている。空き缶を集めたり木陰で寝そべったり酔っ払って正体をなくしたり、せずに、ただ歩いている。歩くために産まれてきたかのようなストイックさで、僕が彼を見るときは、ただ前を見据えて歩き続けている。彼と少し、話がしてみたい。僕と同じように彼のことを気にかける架空の誰かに思いを馳せて、僕は空想のない世界では生きられないなと、今さらながらに思う。

2007-12-20 Thur.

不謹慎な夢。

2007-12-30 Sun.

終着点のない徒競走。眠る前の五分間の空想。君や、君以外のことを考える。

年が暮れる、のは、毎年のこと。来年も何卒。よいお年を。

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